PoE用語で「lucky(幸運)」というのがあります。逆に「unlucky(不運)」とも。
なんか知らんけど運が良くなる、わけではもちろんなく、
ちゃんと効果が決まっています。
その効果とは、
「その事象(ダメージとか)を2回行ったとして、
大きい方(良い方)の数字を取る」です。
ちょっと分かりにくいですよね。さすがPoE語。
よく例えられる話で「サイコロを2回振って良い目を取る」というのがあります。
これなら分かりやすいですね。
ちなみにサイコロを1回振ると平均の出目は3.5ですが、
luckyが起こるとすると平均の出目は4.472となり、
比べると4.472/3.5=1.278倍になります。
つまり27.8%moreです。luckyってすごい!
というわけで画像のパッシブスキル、lightning rod(避雷針)。
これはクリティカルでないlightning属性のダメージをluckyにするという効果です。
luckyにするということは上記のような効果なので、当然めちゃくちゃ強いです。
実はPoE1のときにも同じようなパッシブはあったのですが、
1はクリティカルが積みやすいためあまり注目されることはありませんでした。
逆に2ではクリティカルはなかなか積めないため、
相対的に強力なパッシブとなっております。
ただ、それを知ってか知らずか、GGGはこのパッシブをツリー下の方に作っているため、
魔法系のクラスで普通には取ることはかなり厳しいです。
そこで出ましたanoint!アノイントです。
いきなり言われても意味分かりませんよね。
英語を和訳すると「聖油を塗る」という意味らしいですが、
これはこれでキリスト教的な意味があるようで、日本人には理解しづらいです。
なおPoE語のanointを和訳すると、
「ウェイストーンやアミュレットにdistill(蒸留された◯◯)をつけることにより
特殊な効果を得ることができる」というものです。
一応アイテムにはちょこっとだけ説明が載っているものの、
そこ以外ではこれに関する説明は一切ないため、1の時代から知っている人か
どこかで情報を手に入れた人しか分からないという、
その時点でまあなんだかなあという要素なのですが、
非常に有効でもあるのでしっかりと使っていきましょう。
インベントリ内でいずれかのdistillを右クリックすると
いきなりエンチャントの枠が出てきます。
そこでノータブルパッシブ(でかい◯)に書かれている通りの順番でdistillを組み合わせると、
その効果を得ることができます。
ノータブルパッシブにカーソルを合わせてaltを押すとdistillの組み合わせが出てくるので、
欲しいものがあったら確認しておくといいでしょう。
ちなみにlightning rodはsuffering(苦悩)、isolation(孤独感)、isolation(孤独感)です。
isolationは最上位のdistill、sufferingはその下のdistillです。
これほどまでに効果的なパッシブなので、そりゃつけるのも厳しいですね。
1月8日現在の相場で言うとsufferingは1d、isolationは3dといったところでしょうか。
つまりこれをつけるには合計7d必要ということになります。
う~ん高い。
さらには、これだけのものをおいそれとつけられるような性能のアミュレットも必要となります。
anointは一度つけたら外せません。
変更することはできますが、上書きとなりそして使ったdistillは戻ってきません。
そう考えると変なアミュレットにはつけたくないですからね。
しかし個人的に、これをつけるとジェム1個以上の効果があるので、
そう考えると間違いなくお得と言わざるを得ないです。
アミュレットも上を目指すとキリがありません。
あれもほしい、これもほしい、もっとほしいもっともっとほしい……。
自分で納得行くようなアミュレットを手に入れたら、
anointを行い、さらなる力を手に入れましょう。
あ、ちなみにlightning rodをつけても
スキル欄のDPSは変わらないので注意。
だからといって決して効果がないというわけでないですよー。
効果の具体的な上昇幅を知りたい場合は、
前回の記事で紹介をしたpath of buildingの登場を待ちましょう。
コメント
今期メタビルドだったCI TricksterがVoice of the StormでLuckyにしてましたね
1だとクリを積んだほうが強そうなのですが使っている方はいたんですね
EOを併用とかいう感じでしょうか?