PoBには危険がいっぱい

Path of Exile 2 Early Access

前回の記事にてpobの必要性を書きました。
その際、コメントでもいくつかいただきましたが、
今回はpobを扱う(主に見る方の)上で気をつけなくてはいけないことを書いていきます。

状況が限定しすぎ

pobはいろいろな状態をシミュレートできるツールですが、
つまりは普段ありえないような理想的な状態というのも設定できるんですよね。

こちらにバフがABCDEFGって入って敵に状態異常がHIJKLMNって入って、
さらにrecently(◯◯したら4秒間効果がつくというアレ)がOPQRSTUって入っていて……。

理論上こうなることもありえないとは言えないですが、
現実的にまずない状況を作り、見かけ上のDPSを伸ばすというのをたまに見かけます。
pobに載せる際は確実に常時維持できるもの以外は載せないほうがいいと思います。

ちなみにこれや、後述する装備やジェム構成を駆使して見かけ上のDPSを上げ、
poe.ninjaにおいてDPSでソートした際、上位に載ろうとする行為を
通称ニンジャバトラーと呼びます。
まあこれもこのゲームにおける遊び方の一つですが、
自分でビルドガイドとか作る際は程々にしましょう……。

今はまだpoe.ninjaはpoe1版しかありませんが、
いずれpoe2版も出てくるでしょうし、気をつけるに越したことはないです。

また、敵の耐性にも注目です。
poe2は(おそらく)敵のレアリティによって耐性が変わっており、
基本的に高レアリティになるほど耐性が増えます。
なので、どうでもいいザコを相手に設定するのと、ピナクルボスを相手に設定するのとでは
数字に大きな開きが出てきます。

ピナクルボスについてはあまり戦わないという人もいるので
そこまで設定する必要はないと思いますが、
基本的にマップボスあたりを設定して数字を出すといいのではないでしょうか。

ただ、今のところpoe2におけるザコやボスの具体的な耐性の数字が分かっていないので、
もしかしたら同じ耐性という可能性も微レ存……?

装備やジェム構成がおかしい

ビルドに際してはこれは一般的に使われるであろう装備やジェムというのがあります。
例えばスパークならDPSを増やす系よりも
まずはAccelerationPersistenceで速度や効果時間を上げ敵に当てやすくする、
増加する消費マナ問題に対してInspirationで対応する、
これらのほうが重要度は高いです。
5つのスロットのうち、この3つで埋まっている方は結構いるのではないでしょうか。

特に弓スパーク(+pierce)などで敵に複数回ヒットさせる必要がある場合、
これらのジェムは非常に有効です。

ただ、pob(poe2のツールチップもそうですが)のDPSの数字は
敵への当てやすさというものが考慮されないので、
これらをつけてもDPSの増加量がありません。

なので、これらのジェムをつけるよりもDPSが上がる系のジェムをつけたほうが
見かけ上のDPSは上がります。

スパークにおいてはこういうのが分かりやすいので、
上記のジェムを使ってない時点でああこのビルドガイドは役に立たねえな
もしくはなにか考えがあるのだろう
とある意味判別できる要素ともなりますが、基本的にそうでないビルドのほうが多いので、
ビルドガイドを見るときは、できれば複数のものをチェックして、
ジェム構成を確認するのがいいですね。

ちなみにpoe.ninjaだと
そのスキルに対してどのサポートジェムをつけている人が何%いるかというのも分かります。
2版も実装された際は、これをジェム選びの参考にしてもいいでしょう。

同じように装備も、明らかに守備を捨ててDPS全振りのようなものも見受けられます。
1にあったような防御機構はポータルだけ系のビルドならともかく、
2は一度死んだら終わりなので、こういうのは少なくなるとは思いますが、
気をつけるに越したことはないでしょう。

……

pobは「何でも出来る」という正の面ばかり強調されている感はあって、
それはもちろん間違いではないのですが、
特に自分が確認する際「何でもできてしまう」という負の面もあることを考慮して、
内容をよく確認しながら見ていくといいでしょう。

コメント

  1. 匿名 より:

    1の話ですがGuard系のジェムをとりあえず嵌めておくとEHPが上がったりしますね。