CWDT(被ダメージ時キャスト)ビルドをやろう!その1

PoEお役立ち情報

poe.ninja動画はたくさんあるので人気のあるビルドにもかかわらず、
poe cwdtとかで検索してもほとんど情報が出ないため、
これどうやるの?ワケワカランと疑問に思っている方が多いであろうビルド第一位?

「Cast when Damage Taken Support」(以下CWDT)
日本名:被ダメージ時キャストサポートを用いたビルドを紹介します。

ちなみにやれば分かりますが、色々書いてある割には思ったより難しくないです。

公式フォーラムにてCWDTのビルドガイドを書いていた方が
CWDTの情報サイトを作りました!

こちらもチェックしましょう。 →cwdt.info

CWDTビルドって何?

CWDTにスキルジェムをトリガーすることにより、
被ダメージ→スキルを出す→被ダメージ→スキルを出す→……が高速で発動し、
敵をなぎ倒すビルドです。

また、recoupが発動しまくるので回復速度が非常に早いです。
これによりDOT系の攻撃にはめっぽう強いです。

3.25で変わったこと

最重要アイテムであるOlroth’s Resolveの効果がless ward70%→85%になりました。
つまりはwardが半分になります。
recoupがあるのでビルドが成り立たないということはありませんが、
耐久力はかなり下がってしまいました……。

使用クラスは?

Scionを使ってください。
やり方さえ分かればどのクラスでもできますが、
Scion(Pathfinderもですが)が圧倒的にフラスコの維持が楽です。

CWDTのここがすごい!

・スキルがアホみたいに出る!
CWDTの仕様として、発動するとつけているスキルジェムすべての攻撃が同時に出ます。
cast while channellingのようにAスキルが出る→Bスキルが出る、ではありません。
また、CWDTを複数の部位につけてもスキルはすべて発動します。

ここでの紹介では、
ice spearcreeping frostfreezing pulsefrostbitesniper’s mark
CWDTトリガー(詳しくは後述)としてsummon skeleton
以上の6つのスキルを同時発動しています。
もちろんもっとジェムをつければそれだけ同時に出せます。

この5つのスキル(トリガーは省略)が秒間5発くらいで常時出続けるので、
火力が非常に高いビルドです。

・動きながら攻撃できる!
CWDTは自動で攻撃が出るので、攻撃のために立ち止まる必要はありません。
一度スキルを出したらあとは歩くだけです。
このゲームは立ち止まっているとそこに強力な攻撃が来ることがよくあります。
故に、動きながら(それを回避しながら)攻撃できるというのは
非常に大きなアドバンテージです。

・自動的に敵を狙ってくれる!
ある程度近づく必要はありますが、CWDTで発動するスキルは敵を狙ってくれます。
なので、cast while channellingのようにスキルが限定されることはありません。

・足が速い!
movement speedは最終的に+150%(2.5倍)くらいになります。
制御が追いつかない恐れも……。

・DOT系、小ダメージに強い!
recoupのおかげで回復速度が非常に速いです。
また、mind over matterも取ることによりある程度の耐久力を得ることができます。

CWDTのここがちょっと……

・ちょっとしたことですぐ死ぬ
マップ入場など、場面移動で最初の操作をミスると死にます。
何かしらの理由でフラスコが切れると死にます。

・大ダメージ(特に物理)に弱い
ビルドの仕様上アーマーはゼロです。
このビルドにおいてアーマーを含めた物理ダメージ減の要素
(パンテオンやエンデュランスチャージなど
)はすべて排除してください。
CWDTループが成立しなくなります。

・スキル発動については自分のステータスに合わせて計算する必要がある
計算機(CWDT Build Calculators3.16 cwdt unbreakable ward calc
はありますが、それを使うにもある程度の知識は必要です。
ちなみにできたのは3.16時代ですが現在でも同様に使えます。

・PTプレーができない
非常によく使われるオーラであるdetermination、malevolenceにかかると
CWDTループが途切れてスキルが発動しなくなります。
わざわざ切ってくれと毎回言うのも……。

・必須装備、ジュエルが多い
各々のアイテムがそれなりの価格である上、装備はかなり制限されます。

・ある程度のPCスペックが必要
スキルがアホみたいに出るのでそれ相応のPCスペックが欲しいです。
とはいえ、この部分に関してはスキルを選ぶことによってある程度対応できます。

・うるさい、目が疲れる
スキルがアホみたいに出るので、そりゃねえ……。

・レベルが70くらいにならないと使えない
始めるに当たってある程度の装備が要求されるので、
その装備が揃うまではできません。
キャラの強さ的に厳しい難しい、とかではなく、不可能です。
大人しく別ビルドで育成し、装備を揃えた後にリスペックしましょう。

ちなみに育成は別記事で紹介しているCast while Channelling – Volatile Deadビルド

がおすすめです。ただしスタートキャラはscionで。

ショーケース動画

通常マッピングとしてforge of the phoenixを、
ボスとしてUber Uber Elderの動画を用意しました。
画質が荒いのはPCスペックの都合なのでご了承ください……。

CWDTの流れ

1.Essence of Insanityをつけた武器にスワップし、すぐに元に戻す
2.Heartbound Loopの効果により、420×8=3360ダメージを食らう
3.CWDTの発動条件を満たしたので、攻撃が出る
4.同時にCWDT-Summon Skeletonが発動し、
 420×8=3360ダメージを食らう
5.以下3に戻って繰り返し

recoupや最大マナによっては1回のスワップで出ない場合がありますが、
何度かやればそのうちフルに出るようになります。

必須アイテムその1:CWDTループを成立させるのに必要なアイテム

CWDTループのトリガーとなる必須ジェムリンク、
CWDT(レベル2114%クオリティSummon Skeletons(レベル21)

Cast when Damage Taken(レベル21、14%クオリティ) →トレード検索
Summon Skeletons(レベル21) →トレード検索
CWDTループをするための必須スキルです。
スケルトンが時間で死ぬことによってこちらがダメージを受け、CWDTを発動させます。
ジェムレベルが21になると1回で4体出せるので、
heartbound loop(後述)の効果により、
420×4×2=3360ダメージを受けるため、21/14のCWDTが発動します。

ただし、出てきても時間で死ぬ前に敵の攻撃を受けて死ぬとCWDTループが途切れます。
強烈なDOTゾーンの上に乗っているとありがち。
スキルが出なかったらすぐに武器をスワップし直してCWDTループを再開する必要があります。

CWDTループのトリガーとなる必須ジェムリンク、
CWDT(レベル5) – Anomolous Summon Skeletons(レベル11) –
Anomolous Minion Speed(20%クオリティ)Forbidden Rite(レベル1)

Anomolous Summon Skeletons(レベル11) →トレード検索
CWDTループをするための必須スキルです。
スケルトンが時間で死ぬことによってこちらがダメージを受け、CWDTを発動させます。
ジェムレベルは11~20がいいですが、消費マナの都合上11が一番いいです。
レベルが高い場合はscouringと一緒に売ると1ずつレベルが下がるので、
それで調整しましょう。

また、出てきても時間で死ぬ前に敵の攻撃を受けて死ぬとCWDTループが途切れます。
なので出てきてからわずかの間無敵のanomolousが必要です。
クオリティに関しては20(2秒無敵)も必要なく、5くらいあれば十分です。
ただ、見た目の問題もありますし大抵は20にしている印象です。

Anomolous Minion Speed(20%クオリティ) →トレード検索
スケルトンの効果時間を減らすために使用します。
20%クオリティだと40%減少します。
なおレベルはいくつでもいいです。

・Forbidden Rite(レベル1)
ダメージを受けるためだけに使用するスキルです。
スケルトンでは足りないダメージ量を補います。

CWDTループを開始するために必要なスワップするための武器

Essence of Insanity×2 →トレード検索
スワップ用の裏武器につけます。
武器は装備できればなんでもいいです。

スケルトンの持続時間を減らすためのジュエル

To Dust×4(合計74%reduce) →トレード検索
「reduced Skeleton Duration」が合計で74%になるように揃えます。
75以上や73以下はダメです。必ず74%にしてください。
20+20+17+17あたりが値段的にも良さげかな?
他のmodはなんでもいいです。

スケルトンが死んだときにダメージを受けるためのリング

Heartbound Loop×2 →トレード検索
Quality (Physical and Chaos Damage Modifiers): +20%が必須です。
ついているのを買うか、カタリストで自分でつけましょう。
これによりスケルトンが死んだときのダメージが350→420になります。

他のmodはなんでもいいです。
欲を言えばimplicitにlightning spell damageall ele resistanceがあるといいですが、
値段が跳ね上がるので最初は普通のにしましょう。
vaalを打って自分でできたら超ラッキー。

必須アイテムその2:ward関連の装備と武器

Skin of the Lords →トレード検索
global defenceが100%上がる鎧です。
現状wardは装備そのもののmod以外では
global defenceでしか上げることができません。

また、ランダムでキーストーンのmodがついています。
キーストーンによってはビルドが成り立たなくなる
(ancestral bondとか)があるので、よく見て買いましょう。
また、色を変化させることもできないので、
自分の使うスキルに合わせて買う必要があります。

そして装備の特徴としてコラプト状態のジェムでないとセットできないというのも注意。

トレード検索ではソケットを赤2緑2青2かつNGキーストーンを除外して
検索リンクを貼っていますので、必要に応じて変更してください。

また、あとでも説明しますが、
この装備にセットするCWDTジェムはレベル19が必須です。
20ではダメです。

下位互換のSkin of the Loyalでも大丈夫ですが、
値段もそこまで開きがあるというわけでもないですし、
最初からlordsを買ってしまったほうがいいと思います。

The Annihilating Light →トレード検索
ダメージが3倍になるという、非常に強力なstaffです。
必須というとちょっと違いますが最終武器は基本的にこれです。

ですが、デメリットとして(他の装備などで)加算されるレジの効果が60%減少します。
重要なことですが「レジが-60%」ではありません。
これを克服し、レジを75%に戻すには、それぞれの属性で247.5%ものレジを積む必要があります。
(act10クリア時点での通常時のレジが188%あれば大丈夫です)
フラスコやジュエルをうまく利用しましょう。

ちなみにロールは70%減少~60%減少ですが、
60%減少以外はさらにレジを積む必要があるため、必要ありません。
いくら安くても買ってはいけません。

Cane of Kulemak →トレード検索
annihilating lightはレジの低下が強烈なので、
そのレジを補えない場合、こちらを使用するのもありです。
annihilating lightよりは弱いですが、かなりのレジが浮くので
その分を攻撃に入れられると考えると、言うほど遜色はないと思わます。

modについては様々なものがありますが、
CWDTで使うとしたら候補は少ないです。
・increased spell damage / gain non-chaos damage as extra chaos damage
・chance to deal double damage
・Critical Strike Multiplier while a Rare or Unique Enemy is Nearby

もしくはcrit multiを外して
+2 Level of Socketed Support Gems / +% Quality of Socketed Support Gems
ソケットにEmpowerを入れるのならこちらのほうがいいかも。要計算。

ward関連の頭、腕、足防具。
・Runic Crown →トレード検索(ward600以上)
・Runic Gauntlets →トレード検索(ward400以上)
・Runic Sabatons →トレード検索(ward320以上+movement speed)
このへんの装備があれば余裕を持ってCWDTに移行できると思われます。
他のmodについてはresistanceがたくさんついているのがおすすめです。

必須アイテムその3:フラスコとそれを常時維持するための装備

Olroth’s Resolve →トレード検索
このビルドの最重要アイテムです。
これを常時維持するためにフラスコ関連のパッシブを取ります。
できるだけincreased Charges per useの低いものを買い、
クオリティもできるだけあったほうがいいです。

ちなみに42%以下が消費56となり、一番効率的となります。
なので無理に40%のを買う必要はありません。

一方、クオリティはvaal運ゲーなので、完璧を目指すと価格が跳ね上がります。
パッシブの方で補って妥協することも大事です。

クラフトはReused at the end of this Flask’s effectで。これも必須です。
vaalを打ったあとではクラフトできません!これ注意。
必ずvaalを使う前にクラフトをしましょう。

また、稀にクラフトをする前にvaalを打ってしまったと思われる
どうしようもなくなったolrothが売られていたりもしますが
いくら安くても絶対に買ってはいけません。無意味です。

Brutal Restraint(Balbala) →トレード検索
これをジュエルソケットにセットすると、
範囲内のキーストーンがThe Traitorに変化します。
効果はフラスコ枠の空きが1つごとに
他のフラスコが5秒毎に4チャージされるというものです。
2つ空いていれば5秒毎に8、3つなら12というふうに増えていきます。
最初は枠を2つ空けて3つを運用し、フラスコ関連のパッシブが揃ってきたところで
4つ運用に切り替えましょう。

他にも、スモールパッシブにdexが、ノータブルに特定のmodが追加されます。
modとしては10% increased Flask Charges gainedが最良で、
これが複数(3つ~)つくと価格が跳ね上がります。

具体的にいくつのをどこにはめればいいのかに関しては私自身も良く分かっていないので、
path of buildingで調べるなり、poe.ninja等を見て
装備しているジュエルの数字を調べてみるといいでしょう。
ちなみに私は2834をscionスタート地点すぐ下のソケットにはめています。

注意点としては「25% chance to gain Alchemist’s Genius when you use a Flask」は
なるべく取らない
ようにしましょう。
Alchemist’s Geniusの効果は、4秒間フラスコチャージ20%と、
フラスコの効果が10%上昇するというものです。

このフラスコの効果というのが曲者で、
Olroth’s Resolveの70% less Ward during Effectの効果も10%上昇する
つまりは77%カットされる、ということになってしまいます。
これによりwardの効果がガクッと落ちてしまいます。

もしbattle rouseなど必須パッシブに付くようなら残念ですが買い替えましょう。

・クラスタージュエル(フラスコ関連) →トレード検索
6パッシブ+ノータブルにfastingを持つジュエルを手に入れましょう。
6パッシブなのはもちろんフラスコ効果時間を長くするためです。
なお、他にもおすすめノータブルとしてDistilled Perfectionもありますが、
値段が跳ね上がる割にはそこまで効果はないかなーという印象です。

ちなみに他のノータブルは必要ありません。
間違えて買わないように気をつけましょう。

・フラスコの効果が上がるベルト →トレード検索
フラスコチャージと効果時間に関わるmodをは3種類ありますが、
他で補いにくく、故に効果の高いreduced Flask Charges usedを必須として、
他の2種、increased Flask Effect Durationと
Flasks applied to you have #% increased Effectを
どちらか1つ選ぶというふうにしました。

また、後のためにcooldown recovery rateをクラフトできるようにsuffixも指定。
必要に応じて数字やベース装備は適宜変更してください。

ベースは指定していませんが、最良はstygian vise(アビスベルト)です。
ただしとんでもなく高価になります。

悪い やっぱ長えわ

というわけで続きは次回。

その他の装備やフラスコ、パッシブツリーの振り方について
解説していきたいと思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    CWDTのビルドガイドありがとうございます。
    すごく参考になります。
    続きも楽しみにしてます!